【語彙】単語の知識を増やそうと思ったら負けなので、正しくはどうすればよいのかお伝えします。

基礎的な単語は役に立つと実感する機会に恵まれていますが、

基礎的な単語の知識だけだと、
「同じ言い回しや話し方しかできない」
「英語で表現できる幅が少なくなる」
「相手の会話が理解できなくなる可能性が高まる」

などのリスクがあるので、さらなる語彙を学習したくなるものですが、
基礎レベル以上の単語、つまり中学、高校のテキストに乗っていないような中級レベル以上の単語は
使用頻度が高くないため、役に立つ実感を得る機会が少ないです。

役に立つ実感が得られなければ、「自分は何のために勉強しているのか」と
面白味がなくなり、やる気がなくなってしまいます。

単語の学習は地道です。
まぁ「地道」ニアリーイコール「面白くない」なので説明は不要かもしれませんが、
黙々と単語帳とにらめっこして、人によっては書き写したりして、
地道なものです。

一方、映画やYouTubeを利用して気になった単語を調べていく
という方法は、動画の面白さで「地道さ」は多少マシになるかもしれませんが、
動画の内容に集中してしまい単語の学習が疎かになるか、
わからない単語や表現を真面目にチェックしようとすると、
単語帳のときと同じく地道な作業となります。

どう転んでも地道になるか、集中しにくいか、という結果になってしまうのが
単語学習の特徴なので、面白くなくなり、少しずつやらなくなってしまいます。

「単語学習がおもしろくない」という現実は動かせません。
だからこそ、単語学習するときは、「単語の習得を目標」にしてはいけないのです。

単語知識の向上は、「必要条件」として認識するようにしましょう。

どいうことかというと「単語力をあげよう！」と目標を決めるのではなく、
「Toiecで600点とろう」
「この英語の本を読み切ろう」
「この英語のテキストをすべて正解できるまでやりきろう」
など、「ゴールが明確な目標」を立てます。
かつ、達成することでメリットがある目標がより望ましいです。

明確なゴールがあり、かつメリットも明らかなら、
モチベーションが非常に保ちやすくなります！

そのような目標を設定すると、自然と「その目標を達成するために一定の語彙力が必要」
という状態になります。

例えばToeicなどの試験だとわかりやすいですが、
600点取るには当然600点を取れるだけの語彙力が必要になります。

このように「単語知識」を「必要条件」とすることで、
単語学習の「面白くなさ」を感じなくなるのです。
なんのために単語を勉強しているか明確になりますからね！